無申告のかた、まだ遅くはないです! – – 東京・日野市の税理士 佐藤浩崇税理士事務所
所得税の確定申告が昨日で終わりました。
2月から始まった確定申告期間、いろんな相談電話がかかってきます。
こちらがどうにも忙しくて、お答えできなかった方もいましたが、基本的に電話で済むような相談については、報酬を請求することはありません。
ただ、困っちゃうのは、不正とも言える相談ごとも、少なからずありました。
「できれば、申告したくない」という相談です。
もちろん、税理士という立場から、申告することを強く勧めていますが、
果たして、申告したか否か、分かりかねますし、こちらとすると、お付き合いしたくないし、お会いもしたくない。
でも、そうした相談をしてくる彼らも、どこかで後ろめたさがあるから、電話をしてくるのでしょう。
なぜうちに電話してくるのか、分かりませんが、税務署が怖いあら、税務署に相談できないから・・・だから、税理士に、というのは間違いないでしょう。
では、こうした輩をどれくらい課税庁は把握しているのでしょうか?
おそらく、それほど実態をつかめていないのではないかと感じます。
「課税の公平」という原理原則からすると、見過ごしておいてよいわけはなく、
何かしらアクションは起こしているとは思いますが、まだまだ不十分に感じます。
そもそも、無申告であると、本人に大変都合がよろしくない。
商売をやっているのなら、「信用」の問題になります。
身近なことでは、家を借りる際に源泉徴収票や確定申告書の提出を求められます。
貸す側からすると、支払能力があるのか?
それを担保するのが税金関係の書類になるわけです。
過去にお手伝いしたお客さんには、仕事が多忙で、税金の申告について知識がなくて、
そんな理由で無申告だった方もいました。
期限は過ぎてしまったけど、あとから申告書の作成のお手伝いし、期限後申告しました。
期限を過ぎての申告には、当然ペナルティはありますが、申告しないことのデメリット(=信用がない)の方が問題は大きいし、日常生活に支障をきたす場面もある。
まだ遅くはありません。
早めに提出すれば、ペナルティも大きくありません。
強く、申告することをお勧めします。