はちゃめちゃな申告書…
消費税は8%だったけ?
法人のお客様、前期の消費税の申告書を見ると、どうしても計算が合わない。。。そりゃ、合うわけがない、だって、消費税を旧税率の8%で計算しているのだから。
わけあって、今年からうちで関与することになったお客様、はじめて仕事をさせてもらうわけですから、その参考に前期以前の申告書を見せてもらう。
間違いだらけ、
とくに消費税の申告書をみると、課税標準すら計算が違っているように見える。というのも、数千万円合わないのです。
更正の請求も毎年のように提出しています。おそらく、税務署から指摘を受けたのではないかと。課税方式も誤りが散見される。簡易課税の申告書にも関わらず、一般課税で申告していたり、とにかく理解ができないものばかり。
説明もなく…
例年、納付書を税理士が送ってくるだけだったようです。説明を求めることもしなかった納税者自身にも問題があるように思えますが、「そんなものかな?」と思い込んでいた節もあるようです。それにしても、税理士として何も説明しないというのは、どうなの?と疑問だらけ???
間違えは誰にでもあるから…
私だって、間違えることはあります。これまでもお客さんに迷惑をかけたことは何度もあります。間違ってしまったのですから、その説明もして、リカバリーできるところはリカバリーして、身銭をきってお客さんにお詫びしたことも何度かあります。
たいていのお客さんは、きちんと説明してリカバリーすることによって、引き続き関与させてもらっています。ありがたいことだと思っていますが、自己弁護するわけではないけど、これまでのお客様との関わりがあったから、許してもらえたところはあったのかもしれません。
分からなくても理解しようと努めることも必要では?
税金の計算がわからない、申告書の書き方がわからない、そもそも簿記も知らない、そして、税理士に任せているから大丈夫!本当にそうでしょうか?
分からなくても、理解しようとすることは必要だと思うのです。説明を受けても「わからないからスルー」ではなく、なんとなく分かった気がするかも?程度でよいので、説明を求めることは必要なのではないでしょうか?
冒頭のお客様、うちは税務署ではないから、前期以前の申告書が正しく計算されているか検証することはしませんが、もしかしたら納めなくてもよい税金を納めてしまっているかもしれません。
そうならないためにも、理解しようと努めることは何事も大切なのではないか、と思う出来事でした。。。
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