新しい年を迎えて・・・ – – 東京・日野市の税理士 佐藤浩崇税理士事務所
新年あけまして、おめでとうございます。
いよいよ、新しい年が始まりました。
年々、いろんな意味でしんどくなってきているので、
「気持ちを新たに、また一年頑張ろう!」というよりも、「また始まってしまった・・・」という気持ちの方が強いかも(笑)
それでも、2013年は始まりました。
どんな一年になるのでしょうか?
2014年4月から8%に、2015年10月から10%に消費税の税率アップが予定されています。
よっぽどのことが起こらない限り、予定通りに税率アップされるでしょう。
その税率アップ前の最後の年になるのが、2013年。
だから、今年は、消費税の税率アップ前の準備の年になります。
3%から5%に税率が上がった当時のことを思い出していただければ、何が起こるのか?
おおよそのことは見当が付きます。
住宅や自動車などの高額な商品の駆け込み需要がありました。
逆に、税率アップの平成9年4月をさかいに、消費が落ち込みました。
「貸し渋り」という言葉ができたのも、この平成9年です。
それに対応するため、イトーヨーカドーなどは、消費税還元セールなどと称するセールを行い、お客の呼び戻し策が話題になりました。
消費税の税率アップとは、ちと趣が違いますが、最近で言えば、エコポイントによる消費喚起の前後で起きたことは、記憶に新しいところです。
倒産件数は、平成8年14,834件、平成9年16,464件、平成10年18,988件、平成11年15,352件、平成12年18,769件、平成13年19,164件(東京商工リサーチ)と税率アップをさかいに増加していきました。http://www.tsr-net.co.jp/news/status/process/
また、平成9年前後には、楽天やライブドアの前身のオン・ザ・エッジ、サイバーエージェントなどのIT企業と呼ばれる新興企業が台頭してきた時代でもありました。
すべてを消費税の税率アップがその要因とは言えないまでも、過去経験してきたことを振り返ることで、
何が起こるのか?
多少の参考にはなるのではないでしょうか?
こう見ていくと、2014年という年をさかいに、環境が大きく変わっていく転換点であることは、間違いないようです。
その転換点に対応するための一年が、2013年という年なのかもしれません。
そんな時代観を頭に置きながら、我々零細小企業が目指すべきところは、末永く事業を続けていくことだと私は考えています。
だって、事業そのものが、生活の糧ですから、事業が続けられなければ、生活にも困ることになるわけで。
そして、我々が真に目指すべきところは、細く長く、景気の循環に左右されにくく、常にお客様や社会に求められる存在になること・・・。
小さいからこそ、そんな理想を追求できるのかな?と考えています。
今日から仕事始めです。
皆様、今年も一年がんばりましょう。そして、よろしくお願いします!
2013年1月4日