2013-05-08

ICカードの利用が増える? – – 東京・日野市の税理士 佐藤浩崇税理士事務所

消費税の税率アップまで11か月となります。

単純に5%から8%に、そして、10%に価格に転嫁するのが難しい業種もあるでしょう。

各社、消費税の税率アップ分をどうやって価格に転嫁していくのか?

とても興味深く、アンテナを張っています。

JRでは、ICカードに限り、1円単位で運賃に消費税を転嫁することを検討しているようです。

自動券売機では、1円玉や5円玉を使用可能にするには、かなりのコストがかかるそうで、

10円刻みの運賃表示になるようです。

おそらく、券売機で買うよりも、ICカードで、1円単位で支払った方が、安くなることと思われ、

ますます、ICカードが普及するのでしょうね。

スイカやパスモなど関東でしか利用できなかったICカードが全国で利用可能になったし、

電車以外でも、利用可能な場所が増えるのではないでしょうか?

現在でも、飲料の自動販売機や100円パーキング、コンビニなどで、ICカードが使えますが、

これからは、個人経営の飲食店はもちろん、ダイソーなどの小売店、郵便局、市役所など、

ありとあらゆるものが、ICカードで支払える時代になるかも?

JT(日本たばこ産業)は、前回の税率アップ時と同様に、10円刻みで、特定の銘柄について、値上げすることで対応するとのことでした。

ただ、たばこについても、JRなどの主要な鉄道会社が、1円刻みで値上げするのであれば、

それに従う可能性もあるかも?

と考えています。

その方が、10円刻みよりも、お客さんには、分かりやすいし、納得もいくのかと・・・。

で、我々中小零細事業者は、どうするか?

もちろん、税率アップ分を価格に転嫁しなければなりませんが、

業種にもよりますが、1円刻みの方が、お客さんに対して、誠実かもしれないですね。

ただ、今回は、2段階での税率引き上げになります。

くれぐれも、値上げ時期だけは間違えないように。

8%の時に値上げせずに、様子を見る・・・なんてことはしないでください。

様子を見て、中途半端な時期に値上げすると、それだけで、信用という意味では?ではないでしょうか。

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