初体験の避難
台風19号、事務所周辺、自宅、お客さんには大きな被害はなかったように思えます。
ただ、雨風が強くなってきた午後、避難するか否か、迷うことが…。
自宅はマンションの1階で、多摩川の支流から100メートルほどのところ、浸水ということがあったとしても、マンションの上階に垂直避難すれば、命の危険はないと判断していました。
避難するにしても、近隣の住民は数万人いる中で、避難所となっている学校は数校のみ。すべてを受け入れられるわけもなく、まずは小さな子がいる家庭とお年寄りが最優先。
うちは、上の階に避難すれば、命の危険は回避できるし、いよいよ避難すべき、となっても、一番下は中学生。避難所の学校までは自力で避難できる。だから、そもそも、避難することはあまり考えていなかった。
夕方17時ごろ、近隣の中学校が急遽、避難所として開設されると、PTAの仲間からLINEが届きました。多くの避難者に対応できるか、不安…との書き込み。
そこからすぐに、避難所へ駆けつけた。そもそも、避難所は行政の方が取り仕切るものだと考えていたけど、実際は、学校長と用務員さんが駆けつけてきて、体育館を避難所にするための準備をしていました。学校のトイレ、備品などの場所がわからなければ、何も対応もできず、近隣の住民で、学校の体育館や教室、トイレの位置関係がわかっていないと、なかなか避難所の準備も難しい感じたところ。
避難してきた方も学校の位置関係がまるでわからないから、万が一のための上階への避難など、確認している方もいましたが、それを伝えることができる人がいないとまた、さらに混乱の原因になる。
車いすの避難者もいました。体調がすぐれない方は見受けられなかったけど、そうした方が出た時の対応だって、考えておかなければならない…。
いろいろな課題が出てきました。完璧な対応はできないけど、よい教訓となりました。それを忘れないようにと、備忘しておきます。
それと、積極的に手伝ってくれた方協力してくれた方、そして、何かありませんか?と声をかけてきた中学生、高校生がたくさんいたこと。彼らにとっても、将来のためのよい経験になったと思います。
前後の記事
次記事
確定申告のご依頼