申告期限って、いつ? – – 東京・日野市の税理士 佐藤浩崇税理士事務所
そんなの知っていて、当然だろうよ・・・と思っていた。
だけど、一般の人には、当然ではなく・・・。
確定申告の繁忙期を迎えるにあたるこの時期から2月の前半にかけて、お客さんから電話がかかってきます。
「確定申告って、2月15日が期限だっけ?」
そんな電話は、5年くらい前までは、かかってきませんでした。
ちょうど、その5年ほど前というのは、電子申告をうちの事務所で始めた時期と重なります。
以前であれば、前年の11月に青色の決算書が送付されてきて、年が明けた1月の20日すぎに緑色の封筒の申告書が送られてきました。
その封筒の表面には、申告期限が印字されていました。
だから、お客さんは、税務署から送られてきた封筒を見て、申告期限を確認することが出来たのです。
しかし、電子申告以後、決算書も申告書も送付されてきません。
振替納税しているお客さんについては、納付書すら送られてきませんから、何にも手元に届かないことになります。
だから、それ以降、冒頭のような「申告期限って、いつだっけ?」というような問い合わせがお客さんから聞かれるようになった・・・というわけなのです。
「確定申告の案内」ハガキすら、送付されてこないのです。
これまで、うちでは、お客さんに「確定申告のご案内」通知はしてきませんでした。
というよりも、昨年は税理士に依頼したけど、今年から自分でやるよ・・・という方もいるわけで、
ご依頼いただける方からの連絡を待っていました。
「DM」というわけではないけど、「ご案内を出すこと」に少しばかり抵抗があったような・・・。
でも、逆にそれって、税務署からも申告書用紙の送付もなく、税理士からも連絡がないとしたら、かえって不親切じゃない?と
ある近しい方から助言され、お客さんも「ご案内」をもらって、不満に思う人はいないんじゃない?ともいわれ、
それもそうかな?と今年については、「確定申告のご案内」を出すことにしました。
考えてみれば、税金のことについて、身を持って考えるのは、この時期だけで、普段税金のことなんて、頭にないから、
我々が当たり前と思っている申告期限が分からないのも当然のことかもしれない・・・。
ちなみに、所得税の確定申告は、2月16日から3月15日まで。
贈与税は、2月1日から3月15日まで。
消費税(個人の場合)は、3月31日までとなります。
お間違いのないように・・・。
当たり前のことは当たり前に、期限内にしましょうね♪