奥ゆかしい… – – 東京・日野市の税理士 佐藤浩崇税理士事務所
2年ほど前の話し。
個人の確定申告の依頼を受けてご訪問した先。
貸アパートの収入に係る申告でした。
で、新築だったので、アパートの建築額を確認するために、工事の契約書や明細書を預かりました。
その中に、見覚えのある業者さんの名前が・・・。
うちで、長年お付き合いしている法人のお客様が請け負っていました。
「この業者さん、うちのお客様なのですよ。」と私。
「××さん(←うちのお客様で建築業者さん)って、とても親切で、工事も丁寧にやってくれて、ホント助かりましたぁ~」って、その個人のお客様。
うちで紹介したわけではなく、偶然ですが、別のお客さんから既存のお客さんを褒めていただくと、
こちらまで嬉しくなるし、鼻も高い☆
人柄も、とても誠実なタイプ。
仕事も外注さん任せにすることなく、必ず自分の目で見るとのこと。
物腰も柔らかいし、言葉づかいも丁寧。
建築業者さんにありがちな、がさつなところもない。
誰からも好かれるタイプの方ですが、どうも自己アピールが得意なように思えない。
このお客さんに限らず、うちのお客さんは、奥ゆかしすぎるのでは?
という感じの方が多い。
世の中では、「当社がナンバーワン」的な広告があふれています。
ナンバーワンには程遠いと思えるところでも、堂々とナンバーワンと言ってしまう大胆なところも・・・。
そんな話をすると、「いやいや、うちなんて・・・」という反応が返ってくるくらい奥ゆかしい。
もちろん、数字が良ければ、奥ゆかしくてもよいのだが、数字まで奥ゆかしいから、
なんとかならんかな・・・と、考えてしまう。
いつか、やりたい!やりたい!と考えていたけれど、
そんなお客様の代わりに、私が世に知らしめることは出来ないだろうか、と。
そっち方面は、まったくの素人なので、素人の域は出ないにしても、前々からやってみたかったのです。
埋もれているところがあまりにも多すぎる・・・、と思うのですよ。